急ぎすぎず

自分の子供がピアノを練習する時に、自分自身に言い聞かせる言葉です。

 

下の子が習っているピアノの教室のイベントがあるとき

コンクールに出るとき

新しい曲を譜読みする時・・・

何かを期間内に終わらせ発表するって

早くから取り組んで、弾きこんで、本番までどんどん磨いてほしいと思うのですが

これがなかなかうまくことが運ばない。

まだ小さいので当たり前なのですが、まず音を読み指番号やアーティキュレーションを

確認しながら弾くのに時間がかかります。

与えられた曲が難しければ難しいほど時間もかかります。

何度も確認しながらゆっくり子供のペースで練習するのですが

私の仕事が終わってから、子供の寝るまでの時間の中で練習するので

他にもやることが山程あり、バッタバタ。

なので子供が止まっていると「そこで止まっている時間はない!」

と、つい音を教えてしまう。

その時はスムーズにいくのですが、自分の目で見て確認して意識して練習しないと

結局また止まってしまう。

あの時、時間がかかっても自分で読んで練習したほうが

今頃もっとスムーズに弾いていたかもと思うこともよくあります。

 

コンクールを受ける前も

こう弾くと素敵じゃないか、こんな音はどうか、と言ってみるも

まったく我が子には響かない・・・

ゆっくりの練習で音をよく聞きながら弾いたら?と言っても

すっごく早く弾く。あまのじゃくか!

雑な心のない演奏にも「ちょっと!」とつっこみたくなる。

私が熱くなればなるほど、娘の心はサーと引いていく。

 

しょうがない、私と娘は違う、急ぎすぎない

イベントに出て、コンクールに出て、いろいろな人の演奏を聴き

彼女もそこで演奏し、学び経験することで意識も変わってくる。

イベントにも積極的に参加したがるし、長い目で見なければ・・・

 

といいつつも、来月に迫った作曲のコンサートに向けて、

のんびり作っている?娘に「これでいいのか~?」と私が焦ってしまう今日この頃です。

何の曲が好きですか?

増井ピアノ教室ではピアノの曲(主にクラシックの楽曲)を学んでいます。

 

クラシック曲も弾けるようになるとみんな好きになります。

シンプルで美しいバロック音楽を好む子供も多いです。

 

ですが、アニメ、ドラマの主題歌やジブリの曲も大好きで、

ピアノで弾きたい!と思う小学生もたくさんいます。

 

発表会では、クラシック曲以外にも弾きたいアニメ、ジブリ、ジャズ

なんでも弾いてもOKです 。

弾きたい、好き、という気持ちを大事にしたいですよね。

その「好き」からピアノが上達し、読譜も頑張れます。

 

ただ、歌の曲、ドラマ主題歌などはピアノのために作られたわけではないので、

リズムが難しいものが多く、和音も複雑でどんどん変化し、

音域も広く、スムーズに弾けるよう指番号を考えていても、

小さな手の子供には限界を感じます。

アレンジもその子に合ったものを選んだり、書いたりしますが、

なかなか思うように弾けずにイライラしているのが

子供の演奏から伝わってくることもあります。

 

・・・でも、それでも頑張って弾いています。

自分で「これを弾く!」と決めて、思うようにいかなくても、

イライラしても、頑張って練習しています。

 

年々自分で読めるリズムや音も増え、コツもつかんできて、

少~しずつ好きな曲もスムーズに練習できるようになっている子供たちの姿を見ると、

とても嬉しいです。

発表会

発表会の日程が決まりました。

 

発表会で弾く曲は、弾きたい曲を自分で考え(見つけて)、先生と相談して決めていく

というスタイルをとっています。

今年も弾きたい曲を紙いっぱいに書いてきてくれた子もいました。

 

お母さんとパソコンで色々な演奏を聴き、好きな曲を書いてきてくれる子もいますが、

発表会で他の人が演奏した曲を聞いたり、テレビで流れる曲が

この曲聞いたことがある、知ってる!弾いてみたい!!につながっています。

 

今年もたくさんの曲を聴き、「この曲知ってる!」「弾いてみたい!」が増えたらいいな。

そして発表会まで時間をかけてじっくり作品と向き合い、深め、

弾き込んでいって欲しいと思います。

 

今年の講師演奏は連弾を予定しておりま~す(^^)

 

 

コンクール

先日、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 地区大会を

聴きに行ってきました。

生徒さんにとっては、珍しく長期間弾いた課題曲・・・

 

こどもにとって

長い期間1つの曲に気持ちを持ち続けて

練習するって大変ですよね。

しかもその曲を本番で何回か弾いていると

本人の「弾き終わった!」感が強くなり、

弾いていても心ここにあらず(笑)

 

でも彼女は本番集中して立派に演奏していました。

よく頑張った!!

そして終わったあと、

「本当にこの曲が終わった~」と開放された事を喜んでいたそうです(笑)

 

その後のレッスンでは

全国大会で演奏する新たな曲を

素敵な曲だ!弾けるようになりたい!

という、キラキラした思いと、

持ち前の集中力で勢いよく弾いてきていました。

今度は1月の全国大会だね。

 

本人の頑張りはもちろん、

家での練習から本番まで、ご家族のサポートがあってこそです。

ありがとうございました。そして、お疲れ様でした(^^)

オーディション

学習発表会が近くなると

学校でピアノ伴奏のオーディションがある学年の子どもたちが、

「オーディションを受ける!」と言って

伴奏譜を持ってレッスンに来ます(^^)

普段のレッスンの曲より熱心にさらう子もいて、

細かく変化する和音を一生懸命読み、

何度も練習する姿は、感心します!

チャレンジしようという気持ちが

嬉しいですよね(^o^)♪

オーディションという機会に感謝です。

 

 

我が娘も4年前にピアノを辞めたのですが、

「今年はピアノ伴奏のオーディションを受けたい!」

と楽譜をもらってきました。

・・・だ、だ、だいじょうぶ?

自分で受けると決めると、

びっくりするくらい集中して

時間を見つけては練習していました。

昔は「練習したら?」と言ってもしなかったのに・・・

久しぶりに聴く娘のピアノの音は、

ほわ~んとした彼女らしい音でした。

しかし、オーディション前日に

社会科見学で乗ったバスに酔い、嘔吐、発熱・・・

オー!オーディションが受けられない~!(*_*)