動画をアップしました

8月19日のコンクールの後に、どさくさに紛れて動画を撮影しました。
元々プリモ下薗朗子セカンド増井以卓で練習していたのですが、どうもしっくりこないということで1週間前にチェンジして撮影に臨みました(笑)
少ない時間で撮影したので、イマイチなところも多いですが
こだわり出すとキリがないので、とりあえず記録用にアップしました。

最後にNGテイクも入れてみましたので、良かったらご視聴よろしくお願いいたします。

 

ピアノ協奏曲イ短調

いつもCziffraのスタジオ録音全集(1956~1986)を聞いています。

ランダムで流しているのでリストやショパンの曲を聴くことが多いのですが

去年の12月、父が入院している病院へ最寄り駅から歩き始めたと同時に

1969年?演奏のグリーグのピアノコンチェルトの2楽章が

ちょうどイヤホンから流れてきました。

 

この曲を聴いて、いつも「いい曲だな~」と思ってはいたのですが・・・

この時は、静かな弦楽器の旋律が流れた途端胸が熱くなり

2分50秒、繊細で美しいピアノの音が聴こえてくると涙が出そうになりました。

冬の冷たい空気、広がる田んぼや奥に見える山とポツンと見える病院の看板

余命を告げられた父の病室に向かう自分の気持ち

すべてがこの2楽章と合ったんだと思います。

 

同じ曲なのに、聴くタイミングでこんなにも大好きになり、

けれども今は聴いたらまだ切ない曲になってしまいました。

 

何の曲が好きですか?

増井ピアノ教室ではピアノの曲(主にクラシックの楽曲)を学んでいます。

 

クラシック曲も弾けるようになるとみんな好きになります。

シンプルで美しいバロック音楽を好む子供も多いです。

 

ですが、アニメ、ドラマの主題歌やジブリの曲も大好きで、

ピアノで弾きたい!と思う小学生もたくさんいます。

 

発表会では、クラシック曲以外にも弾きたいアニメ、ジブリ、ジャズ

なんでも弾いてもOKです 。

弾きたい、好き、という気持ちを大事にしたいですよね。

その「好き」からピアノが上達し、読譜も頑張れます。

 

ただ、歌の曲、ドラマ主題歌などはピアノのために作られたわけではないので、

リズムが難しいものが多く、和音も複雑でどんどん変化し、

音域も広く、スムーズに弾けるよう指番号を考えていても、

小さな手の子供には限界を感じます。

アレンジもその子に合ったものを選んだり、書いたりしますが、

なかなか思うように弾けずにイライラしているのが

子供の演奏から伝わってくることもあります。

 

・・・でも、それでも頑張って弾いています。

自分で「これを弾く!」と決めて、思うようにいかなくても、

イライラしても、頑張って練習しています。

 

年々自分で読めるリズムや音も増え、コツもつかんできて、

少~しずつ好きな曲もスムーズに練習できるようになっている子供たちの姿を見ると、

とても嬉しいです。