コンクールの審査について

10月8日にコンクールの審査がありました。
3人の先生で審査して平均点で予選通過者を選出いたしました。
審査では色々な先生の意見、感性、解釈があり、全員が同じ点数を入れることはなかなかありません。

例えば、部門によっては全体的に点数を高めにつけている先生、1日通して点数をつけていらっしゃる先生、自分の中で合格ラインを決めて点数をつけていらっしゃる先生、みんさんそれぞれです。そしてそれぞれの点数があるからいいと思っています。平均点を算出して予選通過者を機械的に選出します。

よく生徒からこの先生の点数が低かったから落ちたとか、この先生に救われたとか聞きますが平均点ですし、全体的に低い点数をつけていらっしゃる先生かもしれないし、全体的に高い点数をつけているかもしれないし、全員の全ての点数を並べないと判断できないと思います。またこの演奏は素晴らしいと思う先生もいれば、良くないという先生もいらっしゃいます。なので複数の先生で審査して、平均点を出し選出するのは公平だと思います。個人的な意見ですが、コンクールの点数は全て公開するべきだと思っています。刺激がありますし、あとどれくらいで入賞できたのか、惜しかったのか、全く実力が足りていなかったのか、知るべきだと思います。

審査している先生の生徒が通りやすいとか聞きますが、個人的にはそんなことはないと思います。ただ審査している先生は1日中コンクールを聞いているのでどのレベルまで仕上げると通過できそうだとか、その子にあった曲や、ホールでの響きをイメージしたりできるので、多少有利な部分はあるかと思います。

ですが、練習するのも、入賞するのも、喜ぶのも、悲しむのも本人ですので、まずはしっかりと練習して先生が合格できそうだというレベルまで仕上げて欲しいと思います(笑)